自然や山の恩恵に感謝

こんにちは、エスプリホームのわかきだです^^
カレンダーをみて改めて気づいたのですが、明日は「山の日」です。
「海の日」に比べまだまだなじみのない「山の日」は2016年に「海の日」以来20年ぶりに制定された国民の祝日です。
ちなみに自然や山の恩恵に感謝する日として設けられました…というわけで本日のブログタイトルにしてみました。

木造住宅は見て字の如し、木を使って家を建てます。
なので、思いっきり自然と山の恩恵を受けています。
エスプリホームで使っている木材の多くは地域材(現在は宮崎産)を使っていますが、大々的に表に出しているわけではないのであまり知られていません(笑)

そもそも地域材といわれても何となく意味は分かるけど、具体的にどういったものかは伝わっていないのが現状かな?と思うのでせっかくの機会に少し地域材についてお伝えできたらなっと思います。

地域材の広い意味は地域でとれたものを地域で消費しましょうという地産地消の考え方が元になっています。
木材に対してもこの地域材の利用を国としても推奨しているのですが、林野庁の『地域材利用の基本方針(省略)』はちょっと読みづらいので、わたしが地域材を使うとこんないいことがあるよっと思う大きなポイントを3つまとめてみました。

1.地球温暖化防止(CO2の削減)
2.森林の保護
3.地域産業の活性化

まず、ひとつめは地球温暖化防止ですが、まず輸入材を使った場合の運送に関わるCO2が地域材を使うことによって削減することが出来ます。
ちなみにこの木材の輸送距離をウッドマイレージというそうです。
さらに林野庁曰く、地域材を使った木質バイオマスエネルギー(木質チップや木質ペレット)を資源として使うことでもCO2を削減できると考えているようです。

ふたつめの森林の保護ですが、地域材の消費が減少したことにより、林業に従事していた方の人口も減少して手入れが行き届かないまま放置された森林が増加しています。
その為、木々が過密状態になりどれもやせ細ったりと健全に育たず、本来なら木の根や下草がびっしり生えることによって土砂の流出を防いだり、雨水などを蓄えゆっくり濾過することで川にきれいな水を送りだす機能が損なわれた状態になっています。
森林を健全な状態に戻すには、適切な木々の間引き、所謂間伐が必要になってきます。
地域材の使用が増えれば、林業に従事する人も増え、適切な間伐が行われるようになり、それが土砂災害を防ぎ、きれいな水を生み出す森を守ることに繋がっていきます。

みっつめはふたつめでも出てきましたが林業が栄えることで、土地を離れていた人が戻ってきたり、流通が活性化することで新しく土地にやってくる人が増えて地域の産業も活性化していけます。

森と人とのwinwinな関係が築けるということですね。

エスプリホームでは1年間で取り組める家づくりの件数も決まっていますので小さな一歩という感じですが、どんどん取り組みが広がっていって日本全体が森林と共存できる豊かな国になっていけるといいですね。

ちなみに、その地域の環境風土で育ってきた木で作った家の方がやっぱりその地域にあっているので家づくりにはお勧めです^^